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DX推進における一つの選択肢 Low-Code(データ蓄積編)

 「データ」と「デジタル技術」を駆使して新たな価値を創出するDX推進において「Low-Code(ローコード)」は選択肢の一つになりえるのか?
 今回は、「データの蓄積」について考察してみる。

SoR(System of Record)のためのLow-Code

 DX推進のための第一歩に「データの蓄積」というものがある。これはSoR(System of Record)と呼ばれるものである。
紙ベースの帳票データや社内外に散らばったデータを蓄積・整理し価値創出の材料にしていかなければならない。「データの蓄積」のためにLow-Code Platformは有効な一つの選択肢になりえるだろうか。

 Low-Code Platformの多くは、「データ」をもとに「機能(画面や帳票出力)」を自動的に生成する。例えば、紙やExcelで運用されている見積書や請求書がある。これを「デジタルデータ」として扱う場合、Low-Code Platform上に「見積」、「請求」といったデータ(データモデル)を定義する。すると、Low-Code Platformは「見積データ」から見積一覧、見積登録、見積書といった機能を自動的に生成する。そこに業務ルールだったり固有ロジックといったものを追加していくのがLow-Code機能の特徴である。実質少ないコード量でエンタープライズ / ミッションクリティカルなシステムを構築できる。自動生成機能も素晴らしいことであるが、ここで着目すべきはデータベース上に着実に「データの蓄積」がされる点である。

 社内には様々なデータが存在する。契約に関するデータ、生産に関するデータ、プロジェクトのデータ、財務のデータ、受発注のデータなど様々である。これらのデータがすぐ取り出せなかったり、分析ができなかったりすると、業務上のボトルネックを特定できなかったり、DX推進にける新たな価値創出の材料としては使えなかったりする。今の時代、データは命でありデータをうまく管理できている企業は、それだけでDX推進のスタートがきりやすい。

 業務においてシステム(アプリケーション)は必ず必要となるし、前述の記載の通り「データ」も適切に管理され適切に使える状態にないといけない。今ではなく未来に対してDX推進を行うに際してLow-Code Platformによりこれを実現するとは必須の選択肢となる。

 


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